日経平均株価(日経225)
日経平均株価とは、東京証券取引所(東証)第一部に上場している代表的な225銘柄を対象とした修正単純平均株価です。
株式は、発行している企業の判断により、取引できる株式単位を小さくする株式分割を行うことがあります。株式分割が行われると、株式の価値は変わらないものの、株数が増えるため、株価は下がります(1株=1,000円の株式が2株に分割されると、1株=500円となりますが、保有する株数が2株になったため、株式の価値は変わりません(1,000円=2株×500円))。この株価の値下がりを権利落ちといいます。
225銘柄の株価を単純に平均するだけでは、いずれかの銘柄が株式分割などを行うと、権利落ちにより株価は下がってしまいます。そのため、日経平均株価は、株式分割などが行われた際に生じる権利落ちを日経平均除数を使って修正することで(米国のダウ・ジョーンズ社が開発した修正方法を利用して)、平均株価の連続性が失われないように工夫されています。対象となる225銘柄は、毎年10月に見直されます。