普通分配金
普通分配金とは、各受益者の個別元本を上回る値上がり益から支払われる分配金のことです。収益分配金から普通分配金を除いた部分を『特別分配金』といいます。
各受益者の『個別元本』と決算日の「分配落ち後の基準価額」から見て、分配落ち後の基準価額がその受益者の個別元本と比べ同額または上回る場合には、その収益分配金の全額が普通分配金となり、下回る場合は、下回る部分に相当する金額が特別分配金となり、残余の金額が普通分配金となります。
個人が受け取る追加型公募株式投資信託の普通分配金は、配当所得となります。支払い時に、所得税等が源泉徴収されます。源泉徴収率は2013年12月31日までに受け取る分については10%(所得税7%、住民税3%)、2014年1月1日以降に受け取る分については20%(所得税15%、住民税5%)となります。2013年から2037年までは復興特別所得税が課されるため、実質的な源泉徴収税率は、2013年中は10.147%、2014年から2037年中は20.315%となります。源泉徴収のみで、課税関係を終了することができます(確定申告不要制度)。確定申告する場合は、総合課税または申告分離課税によります。