ベンチマーク
投資信託を運用する際に、目標とする基準、あるいは運用成果(パフォーマンス)を評価する基準のことです。ベンチマークは、それぞれの投資信託が投資対象とする市場や有価証券の種類等によって異なります。日本国内の上場株式を投資対象とする場合、一般に東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価などがよく用いられます。日本国内の公社債の場合は、NOMURA-BPI(ボンド・パフォーマンス・インデックス)などがベンチマークとされます。また外国株式の場合は、MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)の各種インデックス、外国債券の場合は、シティグループ世界国債インデックスなどがベンチマークとされることが多いといえます。それぞれの投資信託のベンチマークは、目論見書等に記載されています。
投資信託の運用実績は、基準価額の推移だけを見るのでなく、ベンチマークと比較することが重要です。例えば、投資信託の基準価額が大幅に上昇していても、ベンチマークの収益率を下回っていれば、良い投資信託とはいえません。逆に、投資信託の基準価額が下がっていても、ベンチマークの収益率を上回っていれば、良い投資信託といえる場合もあります。